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金融市場での「美人投票」

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J.M.ケインズが金融市場の行動パターンとしての例え話に「美人投票」がある。

玄人筋の投資は「最も美人だと思う人への投票で、最も投票が多かった人に投票した人達に賞品を与える投票」に見立てることができるとした。

( )より、( )への投票が有効。

《詳細》

自分が美人と思う人への投票より、多くが美人と思う人への投票が有効。

《詳細を隠す》

(1936年?雇用・利子および貨幣の一般理論

  • (自分が)上がると思うもの
    VS
  • (大勢に)上がると思われるもの

金融市場では、業績のよい投資対象の値が高いとは限らず、その時々の風評や期待感失望感需給関係など様々な影響を受ける。

為替心理説(A.アフタリオン:1927年)

「ドイツが戦争の賠償金を払う情報」だけで、インフレになるとマルクの価値が無くなるだろう→「暴落するだろう」「一瞬で暴落した」

「経済学の理論でなく「皆が思う通りにマーケットが動いた。

為替相場は、( )によって変動すると考える理論で、「政治情勢や軍事情勢などのニュースが流れると相場が大きく変動する現象」を説明する。

《詳細》

思惑信頼感人気登記予測などといった心理的要素

《詳細を隠す》

太陽黒点説(W.S.ジェヴォンズ:1884年)

『通貨と金融の研究』経済恐慌と太陽黒点との関係(黒点が増えると景気が良くなる)に関する推測をした。

サンスポットセオリーとも言われ、次の様に、太陽黒点の数と景気循環に関係があるという物理的影響力としてと、全く関係ないが関係があると思えばそうなるという心理的影響力(マーケットの自己実現)として使われる。

デルファイ法(ランド社:1964年発表)

Wikipediaより劇場後

アメリカのランド社が開発した技術予測の手法(Delphi technique)で、多数の専門家や個人アンケート調査を行い、その結果を回答者にフィードバックして、さらに予測を繰り返し、収斂や分散を調べ予測の材料とする。デルフィー法。

「そうなるだろう」

コントラリー・オピニオン

大多数のトレーダーとは反対のことをすることによって、利益を得ようとする考え(逆張りの意見)。

基本の概念は、もし多くのトレーダーたちが強気であれば、銘柄が上昇すると思っている市場参加者は既に買い方になっており、これ以上の価格は上がりにくいと考える。

反対に、多くのトレーダーたちが弱気であるときも同じことがいえる。

コントラリー・オピニオンの数字は、トレーダーやマーケット・レター、トレーディング・アドバイザーを調査する様々なサービス機関によって提供される。




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