
投資でお金を増やすにはどうすればいいのか──そうした相談を受けることがあります。
結論から言えば、「複利で増やす」ことが最適解です。
ただし、その手段は必ずしも投資信託ではありません。
「人類最大の発明は複利である」
—— アルベルト・アインシュタイン
複利は時間を味方につけた最強の力ですが、その活かし方を誤ればむしろ損失が膨らみます。
安く買って高く売る ― 唯一の答え
「何を売り買いすればいいですか?」と聞かれることもあります。
答えはひとつしかありません。
安いものを買い、高くなったら売る。それだけです。
どんなに複雑な理論を語ったとしても、この原則から逃れることはできません。
「相場の本質は、安く買い高く売る。それ以外に存在しない」
—— ジェシー・リバモア
ドルコスト平均法という幻想
ドルコスト平均法は「考え方」としては存在しますが、お金を効率よく増やす方法ではありません。
一定額を常に買うということは、不利な時にも買うということ。
宣伝する人は、投資信託を売って利益を得る人、保険会社、あるいは初心者相手に講演で収入を得る人くらいでしょう。
「世の中のもっともらしい理屈の多くは、誰かの利益のためにある」
—— 本田宗一郎
確かに「一定額であれば、高いときは少なく、安いときは多く買える」という表現は耳ざわりは良いのですが、投資の大原則──安く買って高く売る──に反しているのです。
独学は博打に過ぎない
投資で利益を伸ばすには「安く買って高く売る」。
ですが「何が安いか分からない」のであれば、そもそも投資はできません。
そこで必要なのは、知っている人から学ぶことです。
「自分の無知を知ること、これが知恵のはじまりである」
—— ソクラテス
自力でやると言う人もいます。
しかし、いつ理解できるようになるかの保証はなく、結局は博打に近くなります。
その間に失った機会は、複利の力で将来とんでもない差になります。
例えば、聞けばすぐに分かるところを、独学で1年かかったとして、その年率が10%異なる場合、将来資産が1億円に達するころには、その独学で費やした1年分は1,000万円の損失になります。
そう考えれば、もし1年以内に「安いものの見極め方」を学べるのであれば、教えを受ける対価が10万円であっても、それは誤差のようなものです。
「学ぶのにお金を惜しむ人は、無知というもっと高い代償を払う」
—— ベンジャミン・フランクリン
鉄鋳造を独学で始める人はいない
例えるなら、金属製品の会社を立ち上げるとき、鉄の鋳造から独学で始める人はいないでしょう。
鉄は仕入れるか、鋳造を学ぶか、あるいは会社ごと買うはずです。
投資も同じです。
自力で一から学ぼうと試行錯誤している間に、人生の時間は終わってしまいます。
「時間は命そのものだ。浪費するな」
—— サミュエル・スマイルズ
ケチな考えが、ケチな人生を呼ぶ
投資家になろうというのに、学びへの投資を惜しむようなケチな考え方では、ケチな人生しか手に入りません。
「小さな出費を惜しむな。そこに未来の富が眠っている」
—— トーマス・ジェファーソン
だからこそ、投資に取り組む前に「自分はどんな姿勢で臨むのか」を真剣に考えるべきです。
ケチな人生を選ぶか、成功者の道を選ぶか。