保険の選択や乗換、投資やトレードでの売買。
多くの同様な指標で吟味しすぎると…何も決められなくなり時間を浪費したり、チャンスを失ったり、利益を薄くしたり、損が膨らんだり
そこで!
オッカムの剃刀(カミソリ)
14世紀の哲学者・神学者オッカムの指針
ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない
原文
《詳細》
- 必要が無いなら多くのものを定立してはならない。
- 少数の論理でよい場合は多数の論理を定立してはならない。
《詳細を隠す》
「剃刀」は、不要なものを切り落とすことで、次のようにも表現される。
- 思考節約の原理(法則)
- 思考経済の法則
- ケチの原理
同様な言葉
- アイザック・ニュートン
《詳細》
自然物に関しては、事実で かつ充分な原因だけを認めるべきだ。同じ自然的影響については、できるかぎり、同じ原因を用いて説明すべきなのだ。《詳細を隠す》
- バートランド・ラッセル
《詳細》
可能ならいつでも、知られていないエンティティを推定するかわりに、知られているエンティティでの構成を用いるべし。
エンティティ = (entity)実在、存在、実在物、実体、本体《詳細を隠す》
- カール・セーガン
《詳細》
同様のデータを説明する仮説が二つある場合、より単純な方の仮説を選択せよ。《詳細を隠す》
運用での注意点
- 説明に不必要であることは、存在の否定ではない
- 真偽の判定則ではない。既存の理論や仮説等に…
- 新たに追加するものが「正しい」とは限らない。
- 不必要として切り捨てらたものが「誤り」とは限らない。
- 説明に必要であるかは自明ではなく慎重に検討、判断しなければならない。
- 不要に見える仮説が、見落とした事柄により必要とされることがある。
- 過剰に適用して必要な仮説まで切り落としすべきではない。