こんにちは!ココモの唐土です。
「変額保険」((平成になってしばらくしてから販売開始されました。))というものはご存知でしょうか。株や投資信託は、「やったことないし・・・」、「こわいし・・・」…。そんな方も利用しやすい「保険に金融商品としての機能をもたせたもの」が変額保険です。
リスク分散することを「卵は一つのカゴに盛るな」といいますが、変額保険は保険と運用の機能を兼ねそろえ一石二鳥ともいえるかもしれません。しかし、より大きなリターンが期待できるほどリスクも大きいのは間違いないです。「運用の機能」にはそのリスクも含まれることからまずは勉強してから、勉強しながら小額からという順序が望ましいでしょう。
また、異なる見方をすれば「硬直化」というのもリスクになります。つまり比較検討するうえで、元本保証というリターン(?)では避けられない「低金利」もリスクであるとの客観的な見方や考え方も欠かせないでしょう。
低金利からのニーズで生まれた
低金利の預貯金では老後に必要な資金をに対する不安からの次のようなニーズに応える保険付の金融商品です。いざ老後に突入してからでは選択肢が限られるので、少し早い段階から時間と金利を活用するものです。(老後でも健康状態に関わらず一時払いを用いたものもあります。)
- より有利に積極運用したい
- 相続対策を早くから
- 年金を公的にだけ頼らず自分で準備したい
みんなの選択基準は?
これからの時代は、各割合が、母数に対して多いか少ないかで無く・・・それぞれの特徴に対して多いか少ないか、そして各自のマネープランで求めるものは何かを基準に判断する「自己責任」での選択が必要です。
- 安全性
- 元本保証
- 信用・安心
- 収益性
- 利回りが良い
- 値上がりを期待
- 流動性
- 換金が容易
- 預入・引出が自由
およそ2人に1人が安全性を、4人に1人が流動性を求めており、6人に1人が収益性を求めています。
変額といわれる保険とは?
保険会社が、預かった保険料を次のようなものに投資することで「保険金額」などが変動するものです。個人が行う株などとは異なり、変額保険には、保険という機能を一定額で維持しつつ、(例えば)8割はローリスクで運用し、残りの2割を保険会社の大きな規模を利用し、10割の効果(レバレッジ)になるような運用を行うものがあります。そういった運用結果により、受け取れる保険金額が変わるものです。
- 株式
- 債権
- その他の有価証券
リスクとリターン
「保険でリターン?」と思われませんでしたか?私は初めて聞いたとき「???」でした。「死亡保険金を期待するのか?」とか単純に「死亡保険金が増えるのかな・・・?」という程度の想像しかできませんでした。
まず、「保険金額」は金融商品のように増えたり減ったり(変額)します。(商品により一定額が保障されています。)
また、、保険金として増加した場合解約し戻ってくる「解約返戻金((解約払戻金とか解約返還金ともいう))」が「リターン」ということになります。
世の中何でもそうですが、ローリスク・ローリターン、ハイリスク・ハイリターンはあっても基本的にローリスク・ハイリターンは無いです。
- ものすごくローリスク ものすごくローリターン
- とってもローリスク とってもローリターン
- ローリスク ローリターン
- ハイリスク ハイリターン
- とってもハイリスク とってもハイリターン
- ものすごくハイリスク ものすごくハイリターン
時間と金利を活用するには
72の法則というのはご存知でしょうか?時間と金利を考えるときによく用いるのがこの数字です。簡単に、ある金利でお金が2倍になるおおよその期間が計算ができます。
私が小学生のころ初めて作った通帳の金利はなんと6%でした。その場合・・・
- 72÷6(金利)をすれば12(年)くらい…ということにになります。
例えば0.1%の低金利での運用の場合
- 72÷0.1%では720年…(?!?!)・・・ということになります。
金利は金融商品を選べば可能性として望めるとしても、それでもある程度の時間が必要です。
そして選ぶ段階に応じたリスクがあります。この変額保険も同様です。分散運用のひとつとしてこの変額保険に興味をもたれた方は、少し早めに勉強されてみてはどうでしょうか。