ローソク足とは?
その記号が何を示しているか見てみましょう。
- 一日の最初についた株価「始値((はじまりね))」「寄付き((証券取引所の取引において、前場と後場の最初についた取引(またはその値段)のこと。単に寄り付きといった場合は、前場の寄り付きを指すのが一般的。))についた株価」
- 一日で最も高かった株価「高値((たかね))」
- 一日で最も安かった株価「安値((やすね))」
- 一日の最後についた株価「終値((おわりね))」「大引けの株価」
ヒゲが教えてくれること
- 上ヒゲが長い
- 上で(高く)買ってしまった人が多い
- 売りの意識が強い
- 弱気のシグナル
- 下ヒゲが長い
- 下で(安く)買えた人が多い
- 買の意識が強い
- 強気のシグナル
ローソクの期間
一本のローソク足に設定される期間は様々です。
- 1日単位 日足(にちあし、ひあし)
- 1分単位 1分足
- 5分単位 5分足
- 1週間分 週足(しゅうあし)
- 1か月分 月足(つきあし)
陽線の特徴
一般に「買い」意識が強いとされるが、ヒゲの出方で次のように分類できる。
ヒゲなし
「陽の丸坊主((ヒゲがないので坊主頭から))」ともいう
- 特徴 全体を通して上昇していることから、その日に買った多くの人が利益を得ている。
- 期待 明日以降も上昇するだろうと期待できるサイン。
上ヒゲ
「陽の寄付き坊主((上のみヒゲがあり、下にヒゲが無く坊主))」といい、売りの意識が強い。弱気。
- 特徴 最高値をつけた後安くなって大引け((取引所で前場(ぜんば)と後場(ごば)の大引けのうち、通常は後場の大引けをさす。ここでは後場の最終価格(15時)を指す。 ↔ 寄り付き))を迎えた形。
- 期待 上昇相場での警戒感を示し、やや下降気運であることをあらわす。
下ヒゲ
「陽の寄付き坊主」とよび、買いの意識が強い。強気。
- 特徴 寄り付き((証券取引所の取引において、前場と後場の最初についた取引(またはその値段)のこと。単に寄り付きといった場合は、前場の寄り付きを指すのが一般的。))後に最安値をつけ、終値が最高値になるもの。
- 期待 明日以降も上昇が、安値圏では陽の丸坊主以上の上昇が期待できる。
陰線の特徴
一般に「売り」意識が強いとされるが、ヒゲの出方で次のように分類できる。
ヒゲなし
「陰の丸坊主((ヒゲがないので坊主頭から))」ともいう
- 特徴 全体を通して下落していることから、きわめて弱気な状況。
- 期待 明日も上昇は期待薄だというサイン。
長い上ヒゲ
下ヒゲのない「大引け坊主((大きく上昇し、下落して))」はいい弱気。売り意識弱い。
- 特徴 大きく上がるが終値は安くなって大引け((取引所で前場(ぜんば)と後場(ごば)の大引けのうち、通常は後場の大引けをさす。ここでは後場の最終価格(15時)を指す。 ↔ 寄り付き))上ヒゲを長くつけた形。
- 期待 今後の相場では弱気になりやすいと予想できる。
長い下ヒゲ
「陰のカラカサ」とよび、下落相場の底値あたりでは上昇の兆し。
- 特徴 一度は大きく下落したものの、切り返して上昇し、終値を迎えた形。
- 期待 明下落相場の底値あたりの場合は「上昇の兆し」として明日は上がる期待ができる。